​サボ天 (family business)

by

NAMPEI AKAKI

2020 4/3-4/30 

写真家としてのキャリアの中で赤木は多くの立体的な塊を作ってきました。

それは、日々集めているリサイクルショップなどに転がる宝だったり、それぞれカスタムが施された大量の箱で構築されています。今回の展覧会ではそ の赤木の脳内に増殖しつつけるイメージを平面に封じ込めたペインティング作品の連作を10点発表します。 また、カメラのレンズを外した状態で街の光を採集(撮影)した写真作品”Kenko健光”シリーズを使ったテーブルも制作。幼少期を海外で過ごし⻘年期を東京とロンドンで体感し、10年以上世界中で作品を撮り展示空間を作り続け てきた写真家の”今”の表現を軽やかな思考でお楽しみください。

赤木楠平はあの世とこの世を行ったり来たりしているような気がする。彼の作品のイメージは、どこかこの世にいない違う次元のレイヤーから見た景色のようだ。かと思えばこの世の世界に彼の作ったオブジェ(インスタレー ション)が現れる。彼の作り出すあっちとこっちを観る側は自由に行き来することができ、常に新鮮な視点で鑑賞することができるだろう。最も文化が活発だった頃、東京の割と育ちのいい⻘年はありとあらゆる快楽と欲望に身 を任せ、精神的にも肉体的にも生死をはっきりと感じるタイミングが何度かあったのではないだろうか。

NAMPEI AKAKI / あかきナンペー

1994年生まれ。東京都出身。東京造形大学・英国セントラルセントマーティンズ中退。

東京でアニメーション学びその後英国の名門美術大学でペインティングを学んだ添田が描くどことなく不穏な空気を感じるユーモアあふれるキャラクターは、現代社会で心身を疲弊している人類の怒りや悲しみを代弁し、時に共に涙し、時に癒しを与えてくれる存在です。
大量のデッサンの中からモチーフを決め、あくまでも感情的に描かれるペインティングからは彼女自身のパワーをありありと感じることできます。ストレートにネガティブな感情を表現するのではなく日頃慣れ親しんだキャラクター的ビジュアルを経由することで愛らしいペインティングやアニメーションに変貌します。
アジアにあるおもちゃや看板から影響を受け「チープ」らしさを愛おしく感じながら、様々な理不尽な事柄に憤りや悲しみを感じそれらをテーマに平面作品やアニメーションを制作している添田は”怒りは尽きない”と語っています。